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コラム:気になるおなかの話

お腹が痛い!これって感染性腸炎?

2018.7

お腹が痛い!これって感染性腸炎?

冷や汗が出るようなお腹の痛みや下痢・嘔吐…、思わず「さっきの食事で何か悪いもの食べたかな?何に当たったんだろう…」と考えること、ありますよね。
ただ、そのような症状があっても、原因は様々です。今回はその中でも、感染性腸炎についてお話していきたいと思います。

感染性腸炎とは

細菌やウイルス、真菌(かび)などの病原体による感染症です。細菌性腸炎は夏に流行することが多く、ノロウイルス腸炎やロタウイルス腸炎等のウイルス性のものは冬に流行する場合が多くなっています。
こちらでは、これからの季節に注意したい「細菌性腸炎」について詳しく見ていきたいと思います。

細菌性腸炎の原因と症状

細菌性腸炎はいわゆる食中毒として起こることが多くなっています。細菌が付着した食品を食べてしまうことで感染します。そして、腹痛や下痢が主な症状として現れ、原因菌によっては嘔吐する場合もあります。

主な細菌性腸炎

カンピロバクター腸炎

細菌性腸炎の中で最も多い感染症です。牛や豚などの食肉類に多く存在していますが、中でも鶏の保菌率が高いと言われています。通常は2~5日で回復しますが、再発することもあり、まれに合併症として「ギラン・バレー症候群(手足の麻痺や顔面神経麻痺、呼吸困難など)」を起こすこともあります。

サルモネラ胃腸炎

細菌性腸炎の中ではカンピロバクター腸炎の次に多い感染症です。鶏卵からの感染がよく知られていますが、他にも食肉類やペットとの接触感染によって発症することもあります。
嘔吐や腹痛から始まり、38度前後まで発熱し、下痢を繰り返します。一週間程度で回復することが多いですが、肺炎、骨髄炎、心内膜炎、髄膜炎、脳炎などの合併症に注意が必要です。

病原性大腸菌感染

いくつかの種類がありますが、中でも、腸管出血性大腸菌感染症に注意が必要です。腸管出血性大腸菌感染症はO-157などの腸管出血性大腸菌によって引き起こされます。特長としては、激しい腹痛と頻回の水様便、吐き気、嘔吐、発熱などの症状が見られます。重症例では血便も見られることがあり、また、合併症として溶血性尿毒症症候群を併発することもあります。汚染された食肉類や野菜などから経口感染します。

これら細菌性腸炎の予防には、「細菌をつけない、増やさない、やっつける」が重要です。調理の際には調理器具や手指を清潔にし、しっかり加熱して殺菌し、適切な温度で保存するようにしましょう。

元気でいるためには、栄養をしっかり摂ることは大事なことですが、摂取する食品の状態も重要です。おなかに負担のかからないよう効率よく栄養を摂取するよう心掛けましょう。