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コラム:気になるおなかの話

下痢や血便は「大腸がん」だけじゃない!「潰瘍性大腸炎」とは?

2018.11

潰瘍性大腸炎

下痢や血便が出る…もしかして、大腸がん?と考える方が多いかもしれませんが、大腸の病気は他にもあります。その中で今回は「潰瘍性大腸炎」という病気について紹介したいと思います。

潰瘍性大腸炎とは

腸に炎症を起こす疾患のことを炎症性腸疾患と言います。潰瘍性大腸炎はその炎症性腸疾患の中の1つです。潰瘍性大腸炎とは、大腸の粘膜に炎症が起き、潰瘍やびらん(ただれ)ができる原因不明の慢性腸炎で、難病に指定されています。
発症年齢のピークは男性で20~24歳、女性では25~29歳にみられますが、それ以外にも小児から高齢者まで幅広い年齢層に発症し得ます。
また、潰瘍性大腸炎と似た病気でクローン病があります。潰瘍性大腸炎は炎症の部位が大腸に限局しているのに対して、クローン病は口腔から肛門まで消化管のどの部位にも炎症が起こるのが特徴です。

潰瘍性大腸炎の症状と合併症

下痢や血便、腹痛が見られます。重症になると、発熱や体重減少、貧血など全身の症状が起こります。
そして、激しい炎症が続いたり炎症が腸管壁の深くまで進行したりすると、様々な合併症が起こることがあります。また、長い期間が経過した潰瘍性大腸炎はがん化するリスクが高いとも言われています。腸管以外の合併症として、皮膚の症状、関節や眼の症状現れることもあります。

潰瘍性大腸炎の診断

まずは、内視鏡検査やX線造影検査を行い、潰瘍性炎症がどのような形態で、大腸のどの範囲まで及んでいるかを調べます。そして、大腸粘膜の一部を採取することで、病理診断を行います。

潰瘍性大腸炎の治療方法

現在、潰瘍性大腸炎を完治させる薬はありません。なので、腸の炎症を抑え、症状をコントロールすることを目的として治療をしていきます。例えば、5-ASA製剤やステロイド、免疫調節薬などが用いられます。また、重症化などで内科治療では十分な効果が得られない場合は手術をすることもあります。

潰瘍性大腸炎の多くの患者さんは、治療によって症状の改善が認められ、健康な人と変わらない日常生活を送ることができます。そのためには、早期発見し、適切な治療を行うことが大切です。
健康のためには、まず、おなかに負担のかからないよう効率よく栄養を摂取し、何かいつもと違うな、おかしいなと思うことがあれば早めに病院で相談しましょう。