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コラム:気になるおなかの話

あなたも逆流性食道炎のチェックを!

2019.1

逆流性食道炎

突然ですが、下記のような症状に思い当たることはありますか?

  • 胸やけがする
  • ゲップが多い
  • 酸っぱいものや苦いもの(胃液)が上がってくる
  • 少しの食事でお腹がいっぱいになる、ものを飲み込むとつかえることがある
  • 食後に胃がムカムカする
  • 喉に違和感(イガイガやヒリヒリ等)がある

このような症状が続くようなら、それは逆流性食道炎かもしれません。
では、逆流性食道炎とはどんな病気なのでしょうか。ここからは、詳細をご紹介していきます。

逆流性食道炎とは

強い酸性の胃液や、胃で消化される途中の食物が食道に逆流する病気です。また、そこにその胃液などがとどまるために、食道が炎症を起こし、びらんや潰瘍を生じる病気です。

発症するメカニズム

胃液は、強い酸性の胃酸や消化酵素を含んでいるため、強い刺激性があります。食道は胃液に弱いため、健康な状態では、胃液が食道に逆流しないように、下部食道括約筋が働いています。下部食道括約筋は、食道と胃のつなぎ目にある筋肉で、胃の内容物の逆流を防ぐ役割をもっています。私たちの体は、その働きと食道のぜん動運動によって、食道が胃液や胃の内容物で傷つかないようになっています。しかし、その下部食道括約筋が緩んでしまったり、胃酸が増えすぎたりして、胃液などが逆流、またそれがしばらく食道にとどまることで逆流性食道炎が発症するのです。

逆流性食道炎の原因

脂肪分のとりすぎや食べ過ぎ

脂肪の多い食事を取ると、十二指腸から分泌されるコレシストキニンというホルモンの働きで下部食道括約筋が緩んだり、胃酸が増えたりします。

タンパク質の多い食事

タンパク質の多い食事は消化に時間がかかり、胃に長くとどまるため、胃液の逆流が起こりやすくなります。

食べてすぐに寝る

食後は胃酸が最も逆流しやすい時間帯です。その時間にすぐに寝てしまうと、胃酸が重力で食道から胃にいかないため、胃酸が逆流した際に長時間とどまり、逆流性食道炎の原因となります。

加齢

年をとると、下部食道括約筋の働きが悪くなったり、食道のぜん動運動、唾液の量なども少なくなったりするため、逆流した胃液を胃に戻すことができなくなります。

背中の曲がった人、前かがみ姿勢が多い人

庭仕事のような前かがみ姿勢が多い人や背中が曲がっている人は、おなかが圧迫され、胃の中の圧力が高くなるため、胃液の逆流が起こりやすくなります。

このように、逆流性食道炎は誰にでも発症する可能性がある病気です。また、胸やけやゲップなどの症状も少し食べ過ぎたときなど、健康な人でも起こりうる症状です。そのため、しばらくすれば治るだろうと病院を受診するほどでないと放置しがちです。
しかしながら、放置すると食事の度につらい思いをしたり、十分な栄養がとれなくなってしまったりします。また、長期間放置すると潰瘍への進行や、食道がんのリスクが高まることも考えられます。気になる症状があれば、早めに病院に相談してみてください。

バランスの良い食事で、おなかに優しい食生活を心がけましょう。