内科・消化器内科
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新大久保文化通り診療所

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コラム:気になるおなかの話

機能性ディスペプシアとはどんな病気?

2019.2

機能性ディスペプシア

機能性ディスペプシアという病気をきいたことはありますか?病名だけではどんな病気なのか想像しにくいかと思います。ですが、実際は健康診断では受診者のうち11~17%に、またどんな病気かわからなくて病院受診した方のうち44~53%に見られるほど、ありふれた病気なのです。
では、機能性ディスペプシアがどのような症状の病気なのか、詳細を見ていきましょう。

機能性ディスペプシアとは

機能性ディスペプシア(FD :functional- dyspepsia)とは、胃もたれやみぞおちの痛みなど、胃の不快な症状が続いているにもかかわらず、内視鏡で確認しても特に異常が見られない病気のことを言います。生命にかかわる病気ではありませんが、つらい症状により、仕事や家事など患者さんの生活の質を大きく低下させてしまう懸念のある病気です。
では、この病気の原因は何なのでしょうか。また、どうすれば治るのでしょうか。

原因と治療法

この病気は大きく2つのパターンに分けることができます。1つは、胃の機能低下を症状として感じる場合です。もう1つは普通の胃の働きを敏感に感じて症状が出る場合です。胃の機能低下が起こると、お腹が張った感じ(膨腹感)や痛みの症状が起こります。膨腹感の原因は、胃が十分に広がらず食べ物が食べられなかったり、十二指腸へ食べ物を送ることができなかったりすることによるものです。こういった時には、消化管運動機能改善薬で症状の改善をしていきます。また、胃酸の分泌を抑えたい時には、酸分泌抑制薬を使用します。一方、胃の働きを敏感に感じてしまう場合には、一部の抗不安薬や抗うつ剤が使用されることがあります。しかしながら、お薬だけでは一時的な症状改善にしかならず、実際は日常生活を見直すことが必要なのです。

日常生活での注意点

機能性ディスペプシアの患者さんは、生活習慣や食生活が乱れていることがあるので、それらを改善することで、症状も改善することがあります。決まった時間に食事を取る、よく噛んでゆっくり食べる、腹八分目の量にする、脂肪分の多い食事にしない、アルコールを取り過ぎない、禁煙するなど、日頃から気を付けることが大切です。また、ストレスがきっかけとなって発症することも多いので、意識して休息を取ったり、ストレス発散の方法を見つけたりしておくことも有効です。

みなさんも、睡眠を十分に取り、バランスの良い食事、心の健康に気を付けて、健康な毎日を過ごしましょう。また、気になる症状があれば、早めに病院に相談しましょう。