内科・消化器内科
内視鏡検査・健康診断

新大久保文化通り診療所

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コラム:気になるおなかの話

急性肝炎って、肝臓が痛くなるの?

2019.3

内視鏡検査

急性肝炎とは、主に肝炎ウイルスの感染が原因でおこる病気で、肝臓に炎症が起き肝機能障害を呈します。しかし、肝臓が痛くなるというわけではなく、身体の他の部分に様々な症状が現れます。だからと言って、急性肝炎が全て怖い病気というわけではありません。では、実際どんな病気で、どんな症状が現れるのか詳しくみていきましょう。

急性肝炎とは?

急性肝炎を引き起こす肝炎ウイルスには、A、B、C、D、E型の5種類があります。そして、次のような症状がみられます。

  • 発熱、咽頭痛、頭痛などの風邪の様な症状
  • 黄疸、褐色尿
  • 食欲不振
  • 全身がだるい
  • 吐き気
  • 腹痛
  • その他(関節痛、発疹)

このように、急性肝炎は様々な症状がみられますが、基本的には慢性化することなく、自然寛解・治癒することが多く、過度に心配する必要はありません。しかし、一部の方(1~2%)は重症化し、劇症肝炎と呼ばれる重篤な病態に移行します。また、肝炎が6カ月以上続いていると、慢性肝炎と診断されます。

劇症肝炎とは?

急性肝炎が重症化したものを劇症肝炎と言いますが、これは、肝臓の機能が急激に低下し、意識障害などの重篤な症状が現れる疾患です。この意識障害のことを肝性脳症と言います。肝性脳症を引き起こすと、ひどい場合は昏睡状態に陥ることもあり、死に至る可能性が高くなります。このような、劇症肝炎の場合には、血漿交換など特殊な治療が行われますが、効果が期待できない場合には肝移植が必要となります。

慢性肝炎になるとどうなるの?

一方で、肝炎が6カ月以上続く状態を、慢性肝炎と呼びます。慢性肝炎の原因はB型肝炎とC型肝炎が大半を占めています。自覚症状がない人が多いようですが、肝硬変や肝がんなどのさらに重い疾患に移行する危険があるので、早期発見、早期治療が非常に大切です。

肝炎ウイルスへの感染を防ぐには、第一に、他人の血液に触れないようにすることです。また、B型肝炎については予防接種を受けることも出来ます。もし、肝炎ウイルスの感染が判明した場合には、病院で治療を受けるだけでなく、日常生活でも、安静を心がける、低たんぱくのバランスの良い食事にする、規則正しい生活を送るといったことが大切になります。
早期発見が大切ですので、何か気になる症状がありましたら、早めに病院へ相談しましょう。